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施設概要 

 
  

御嶽山火山研究施設

  

長野県から支援を受け、名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山研究センターに御嶽山火山防災研究寄附分野(教授1(併任)、特任准教授1、研究協力員1)を設置するとともに、木曽町から三岳支所内の場所の提供を受け、名古屋大学で御嶽山火山研究施設を開設することとなった。7月2日に長野県知事と名古屋大学総長を迎え、開所式を行いました。

   
地震火山研究センター
 

 
 

御嶽山周辺に設置した地震・地殻変動観測網


地震火山研究センター

名古屋大学では御嶽山周辺に観測点を設置し、御嶽山の火山活動や周辺域の地震・地殻変動に関するデータを取得しています。データは名古屋大学における研究に用いられるだけでなく、気象庁や他研究機関にリアルタイムで提供され、活動の解明や監視に役立てられています。

 

 
 

火山活動表示システム


地震火山研究センター

名古屋大学御嶽山火山研究施設では、周辺の観測点で得られたデータを大型ディスプレイでリアルタイムに表示することができます。画面は2017年6月25日に発生した長野県南部の地震(M5.6)とその余震の波形です。その他、震源分布、傾斜変動、GNSSによる地殻変動も表示することができます。(画面ははめこみです)

名古屋大学御嶽山火山研究施設は、長野県、木曽町、王滝村の支援を受けて、木曽町役場三岳支所内に設置され、人員も配置することができました。2014年の御嶽山噴火以降、名古屋大学では緊急の観測研究を実施するとともに観測点の拡充を行ってきました。今後は、御岳山の火山評価力の向上をめざした研究を行い、自治体や地元の皆様と協力関係を築きながら、地域の防災力向上に対する支援を行っていきます。今後とも、ご理解・ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。