歴史地震・火山研究 ―古文書でみる地震火山災害―


南海トラフでは繰り返し巨大地震が起こっています.一番最近起こった巨大地震は 昭和東南海地震(1944年),昭和南海地震(1946年)で,その1つ前は 安政東海地震,安政南海地震(1854年),その前は宝永地震(1707年)です. 南海トラフの巨大地震がどのようにして起こるのかを知るには昭和の地震だけを 調べてもわかりません.現在のように地震計などの観測機器がない江戸時代の 地震を知るには古文書を読み解くしかありません.

そこで我々は古文書からさまざまな地震や火山に関する情報を得ようと古文書の 調査を始めました.